静岡県磐田市

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保育現場のDXを加速
職員と保護者の満足度向上を実現

スマートデバイスとMDMで実現する、業務効率化と安心・安全な保育環境

静岡県磐田市
  • POINT 1

    保育業務の効率化、保護者の利便性も向上

    スマートデバイスを活用し、登降園管理や連絡手段をデジタル化。
    ペーパーレス化を推進し、職員の負担を軽減するとともに、保護者とのコミュニケーションを促進。

  • POINT 2

    スマートデバイス活用で、より質の高い保育環境を構築

    現場と保護者の要望に応えたスマートデバイス活用で、
    保育士が子どもたちと向き合う時間を増やし、保育の質を向上。

  • POINT 3

    MDM導入でセキュリティを強化。安心・安全な保育環境を実現

    アプリの一括管理やデバイスの一元管理により、情報漏洩リスクを低減。
    ISMAP*登録済みの「CLOMO MDM」で高いセキュリティを確保し、保護者からの信頼を獲得。

    *ISMAP:政府が求めるセキュリティ基準を満たすクラウドサービスを評価・登録する制度。
    登録企業はまだ限られ、高いセキュリティ水準の証明となる。


静岡県磐田市幼稚園保育園課は、市内の保育園・幼稚園の統括を担い、施設管理、職員任用、入退園事務や保育料の徴収など幅広い業務を行う。2024年より、全園へのスマートデバイス配布を機にCLOMO MDMを導入し、保育現場のDXを推進している。

スマートデバイスで変革する保育現場
業務効率化、保護者満足度向上、職員の働き方改革を実現

磐田市幼稚園保育園課では、スマートデバイスを多岐にわたる業務に活用し、保育現場の効率化と質の向上を図っている。

 

まず、業務効率化の核となるのが園業務支援システム「コドモン(CoDMON)」。登降園管理や保護者への連絡手段として利用することで、従来の手書きや電話連絡にかかっていた時間を大幅に削減。園から保護者への連絡のペーパーレス化も推進し、保育士の負担軽減にも繋がっている。保護者からも、スマートフォンやタブレットでいつでも情報にアクセスできる利便性が高く評価されている。お便り等を電子で配信したり、アプリ上でアンケートを実施したりするなど、保護者とのコミュニケーションも円滑になった。

 

また、海外にルーツを持つ園児が増えている背景もあり、保護者とのコミュニケーションを円滑にするために通訳アプリを活用している。言語の壁を越え、きめ細やかな情報共有を実現している。

スマートデバイスのカメラ機能は園児たちの日常の記録に欠かせない。これまではデジカメでの静止画撮影が中心だったが、スマートデバイス導入で動画撮影も可能になり、より生き生きとした園児たちの様子を記録できるようになった。

 

会議アプリでオンラインの会議や研修に参加できるようになったことも、職員の働き方改革に大きく貢献している。緊急性の高い会議もWEB上で参加できるようになり、研修の受講機会も増え、会場への移動時間が削減されたことにより子どもたちと向き合う時間をより多く確保できるようになった。 

 

このように磐田市幼稚園保育園課では、スマートデバイスを単なる業務効率化のツールとしてではなく、子どもたちの成長を支え、保護者との信頼関係を築くための重要なツールとして位置づけている。

タイトなスケジュールを乗り越え、計画どおり導入

磐田市幼稚園保育園課におけるスマートデバイス導入は、2023年8月に計画が始まり、2024年4月1日の運用開始を目指すという短いスケジュールで進められた。

「仕様作り、構築、そして納品まで、半年という期間はかなりタイトでした。スタートした段階では、MDMがどういう製品かもわかっておらず、何ができるのか、何が磐田市として譲れないのか整理する必要がありました」(古田氏)

さらに、21ヶ所の園に影響が出るため、失敗は許されないという不安もあった。そんな中、すでに学校でMDMを導入し運用している企業から「CLOMO MDM」を紹介され、CLOMO MDMの話を聞くことで、構築、運用、サポートなど、多くの疑問点が解消され、準備がスムーズに進むこととなる。

スマートデバイス導入で特に苦労したのは、離れた場所に点在する園への導入台数の多さと、既存・新規タブレットの混在だった。既存タブレットへのMDM導入は、初期化と監視対象モードへの変更が必要となる。「MDM導入にあたって、配布済みのiPadを初期化して監視対象モードに変更する必要があることがわかりました。導入台数も多いので、量的にも、また、期間的にもタイトだったのでとても大変でしたが、スケジュールを調整しながら迅速に対応していただいたので何とか年度末までに納品ができ、期待以上の成果でした」(古田氏)

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(磐田市イメージキャラクター「しっぺい」と)

導入時の丁寧なヒアリングと構築が安定運用に貢献

磐田市幼稚園保育園課におけるMDM運用は、CLOMO MDM導入時のアイキューブドシステムズによる丁寧なヒアリングと構築によって、現在も安定した運用が継続されている。そして、MDMはセキュリティ面だけでなく、職員の安全を守る上でも重要な役割を果たしている。「MDMの導入によって職員が自由にアプリを入れることができない点は大きいことだと思っています。自由にできると後で何か問題になった時に職員を守りきれません。MDMが入っていることでリスクをカットして、職員を守ることができます」(古田氏)

各園で使用するアプリをMDMで制限し、各デバイスが統一されることは、セキュリティを向上するとともに業務の効率化・均一化にも貢献している。「各デバイスが統一されていることはとても重要です。MDMが入る前は、マニュアルや磐田市のセキュリティポリシーなどの中で職員それぞれの判断で運用されていました。職員のリテラシーも関係します。MDMが入ることで強制的にセキュリティポリシーを守ることになり、デバイスが守られます。さらに、MDMで一元に管理できるので端末それぞれの運用にばらつきがないという点はとても重要で助かっています」(古田氏)MDMはセキュリティと業務効率化の両面で、磐田市幼稚園保育園課のスマートデバイス運用を支えている。

MDMの導入は、保護者からの信頼獲得にも繋がっているという。「保護者の方からも、タブレットに多くの情報を入れてセキュリティは大丈夫なの?と聞かれることがあります。『園で使用しているタブレットにはセキュリティを守り一元的に管理できるシステムを入れているので、園児の皆さんの個人情報は安心です』と胸を張って伝えられることは大きいです」(古田氏)

磐田市幼稚園保育園課にとって、MDMは安心・安全な保育環境を実現するための重要な基盤となっている。

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ISMAP登録のCLOMO MDMは安心・安全のアピールポイント

導入時だけでなく導入後のサポートにも満足しており、特にISMAP登録によるセキュリティの高さは大きな安心感に繋がっている。「自治体業務においては、情報セキュリティ対策が重要になっている中で、MDMというクラウドサービスを利用するにあたり不安もありましたが、CLOMO MDMはISMAPに登録を完了され、安心と満足をしております」(古田氏)

磐田市幼稚園保育園課では、スマートデバイス導入による効果を最大限に引き出すため、今後の展望についても積極的に検討を進めている。特に注力しているのは、園業務支援システム「コドモン(CoDMON)」の活用範囲拡大。現在は、お知らせ配信や保護者との連絡手段として利用しているが、保護者や現場と連携しながらさらに多様な機能の活用を目指している。

保護者への満足度調査(4月公開予定)では、ICT環境整備への評価が高く、スマートデバイスの有効活用を実感しているという。「導入には苦労もあったので、現場だけでなく保護者の満足度につながっていると感じて嬉しく思います」(古田氏)

今後も、保護者や現場からの要望に応えつつ、保育士が保育に専念できる環境づくり、スマートデバイスの更なる活用を目指す。「もっと活用していきたい、もっと活用していけると考えているので、これから園の方からも要望をしっかり聞いて、より使い方を広げられればと思っています」(古田氏)

「保育に専念できる環境で、子供たちとより多くの時間接することができる環境をデバイスを用いて作っていけたらと思います」(古田氏)スマートデバイスを活用することで、子どもたちと向き合う時間を増やし、安心・安全な環境で、より質の高い保育の提供を目指す。

※本事例中に記載の内容は掲載時点のものであり、閲覧される時点にて変更されている可能性があることをご了承ください。

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  • 面積:163.45平方キロメートル
  • 人口:165,230人(令和7年1月末日現在)
  • 産業:金属・自動車・楽器などの工業、温室メロンや海老芋、シラスなどの農・水産業が盛んな地域。
  • 歴史・交通:江戸時代には、東海道53次見付宿として繁栄するなど、東西交通の要所として発展してきた。市内では、東海道本線や天竜浜名湖鉄道が横断しているほか、東名高速道路や国道1号、150号バイパスなどが住民の交通手段として日々利用されている。
  • イメージキャラクター:しっぺい

CLOMOが解決した課題

  • 保育現場のDXを推進させたい

  • セキュリティを万全にして保護者の安心感・利便性を向上したい

  • 各デバイスの統一化により職員の安全も守りたい