タブレット+業務アプリ+MDMで導入効果を最大化
ジャパンギャランティサービス、ティーガイア、アイキューブドシステムズの3社連携で建設業界のDXを推進。
建設現場のタブレット導入を阻むセキュリティと管理面での課題を、CLOMO MDMとセットで提供することで解決。
業界で高いシェアを誇り、大手ゼネコンでも採用されていたという信頼と実績を基に、実際の使いやすさなども鑑みて、ソリューションのひとつとして採用。
建設業界に特化したビジネスを展開するジャパンギャランティサービス株式会社。タブレット+建設業界向け業務アプリ+CLOMO MDMをセットにしたソリューションを顧客に提供し、“建設DX”の実現を支援している。
OA機器・通信機器の販売会社として設立され、現在はIT機器のレンタルやソリューション提案、ネットワーク構築をはじめとしたIT環境整備・保守・サポートなど、建設業界向けの事業を幅広く展開するジャパンギャランティサービス。創業以来、一貫して「お客さま一人ひとりに向き合い、“お客さまに選ばれる企業”であること」を目指しており、単に製品を提供するのではなく、顧客に寄り添うきめ細かなサービスを提供し続けてきた。
建設業界では、建設現場におけるICTの全面的な活用を柱とする生産性向上プロジェクト「i-Construction(アイ・コンストラクション)」が、国土交通省主導で2016年より本格始動。大手ゼネコン様を皮切りに、中堅ゼネコン様、設備工事会社様も巻き込んだ“建設DX”の取り組みが加速している。
こうした状況のなか、建設業者の要望に即したソリューションの提供を目指したジャパンギャランティサービス。同社の営業推進部 部長を務める強田 和俊 氏は「建設現場におけるタブレットの活用は大手ゼネコン様からスタートし、設備関係などの設備工事会社様が追従する形で進んでいきましたが、タブレットを1人1台配付することの費用対効果に懐疑的な企業も多く、そこにビジネスチャンスがあると考えました」と当時を振り返る。
ジャパンギャランティサービス株式会社
本社 営業推進部 部長
強田 和俊 氏
建設業界では、CADソフトや各種業務システムを利用するためWindows PCが導入されていることが多く、他のOSを採用したタブレット端末では既存のセキュリティ対策や管理方法が適用できないことが導入を阻む要因のひとつとなっていた。そこで同社では、単にタブレットを提供するのではなく、建設業界向けの業務アプリケーションとタブレットの一括管理を実現するMDM(モバイルデバイス管理)をセットにしたソリューションとして提案。業務アプリで「タブレットで何ができるのか」を明確化し、MDMでセキュリティ面・管理面での懸念を払拭することで、建設業者のタブレット導入を促している。「当時、設備工事会社様が20社ほど集まる会合でプレゼンをした際も、何ができるのか、どうすれば安全に運用できるのか、などを説明してほしいという要望があり、導入効果の提示はもちろん、セキュリティの担保や管理方法の確立が鍵を握ると考えました」と強田氏は語る。
設備工事会社様をはじめとした建設業者向けソリューションのMDMツールとして、ジャパンギャランティサービスが採用したのがCLOMO MDMだ。MDMツールとして高いシェアを誇り、大手ゼネコン様でも導入されている実績があることはもちろん、タブレットメーカーとの密接な連携によりOSのアップデートにも迅速に対応していたことが大きいと強田氏。「高いITスキルを持つ担当者が社内にいなくても、タブレットを効率的に運用管理が行える使い勝手の良さというのはかなり印象的でした。また、アイキューブドシステムズが当社の特殊な取引形態に対応してくれたことや、CLOMO MDMの販売代理店であるティーガイアの手厚い技術サポートがあったことなどもあり、CLOMO MDMの採用に踏み切りました」と説明する。
CLOMO MDMの販売代理店としてジャパンギャランティサービスをサポートする株式会社ティーガイアで技術開発チームの統括リーダーを務める納土 将人 氏は、顧客に寄り添うサービスを提供するというジャパンギャランティサービスの企業風土を高く評価している。
「当社はCLOMO MDMの販売代理店として、さまざまなパートナー企業に製品を卸していますが、そのなかでも“製品を理解しなければ提供できない”というジャパンギャランティサービスの姿勢は非常に印象的です。ペーパーワークのみで、顧客からの問い合わせは販売代理店に丸投げするケースが多いなかで、自社で回答できるようにしたいという方向性はめずらしく、ここまで自社で解決したいと考えるパートナーがいるのかと感銘を受けました。製品を深く理解するための問い合わせは当社にとっても勉強になっており、引き続きこういった関係を続けていきたいと思っています」(納土氏)
株式会社ティーガイア
ソリューション事業本部 ソリューション事業開発部
技術開発チーム 統括リーダー
納土 将人 氏
アイキューブドシステムズ・ティーガイアと密接に連携し、顧客目線でアプリやMDMを組み合わせた効果的なタブレット活用を提案するジャパンギャランティサービスの取り組みは、すでに10年目を迎えている。「タブレットの導入に懐疑的な建設業者を説得し、導入効果に納得してもらうところから始めました。当初はタップやフリックといったタブレットの基本操作から説明していったことを考えると、昨今ではタブレットの有用性はかなり認知されてきたと感じています」と語った強田氏は、建設業界におけるタブレット活用の現状について次のように所感を述べる。
「タブレット自体は、あくまで“何かを行う”ためのデバイスであり、導入効果はタブレット上で動かすアプリケーションに依存します。極論を言えば現場の業務をペーパーレス化するだけでもタブレットを導入する価値はあると思っていますが、あらゆる業界で“モバイルファースト”が叫ばれている現在、建設業界においても、業界特有の課題を解決するためのタブレット向けアプリケーションが続々とリリースされています。当社が提供している以外のアプリケーションをお客さま自身で導入・運用されるケースも増加しており、我々の手元を離れたところでタブレット活用が加速している印象です」(強田氏)
設備工事会社様を中心にソリューション提案を行っているジャパンギャランティサービス 営業部/営業ITチーム 課長の森田 仁彦 氏も、中堅ゼネコン様のタブレット導入効果が設備工事会社様にまで浸透していることを実感しており、建設業界でも導入実績が多いCLOMO MDMが、中堅ゼネコン様の要求するセキュリティ要件を満たす役割を担っていると説明する。
「設備工事会社様の事業者は現場ごとに中堅ゼネコン様のルールに合わせたタブレット運用が求められるため、MDMのルールを厳しめにする傾向があります。当社では、大手ゼネコン様をはじめ中堅ゼネコン様のセキュリティポリシーを満たす構成プロファイルなども用意しており、手間をかけることなくセキュリティを担保できるのが強みとなっています」(森田氏)
ジャパンギャランティサービス株式会社
本社 営業部 課長 営業部 ITチーム 課長
森田 仁彦 氏
ジャパンギャランティサービスでは、これまで培ってきた実績と経験を活かし、今後も建設業界のDXを全方位で支援していく予定だ。「当初は、弊社もお客さまも知識が足りず、少ない労力で最大限の効果を発揮するため最大公約数的な取り組みからスタートしました。現在はお客さまの知識も深まっており、独自の要望に対応するフェーズに入ったと考えています」と強田氏は語り、アイキューブドシステムズとティーガイアとの連携を強化し、より柔軟なサービスを提供していきたいと力を込める。実際、最近では3社の協働によりCLOMO MDMのライセンス手続きを簡素化することにも成功しており、より柔軟にソリューションを提供するための環境が整備できたという。
アイキューブドシステムズで営業本部の営業課長を務める西園 義行は、建設業者の課題に寄り添うソリューションを展開し続けてきたジャパンギャランティサービスの取り組みを評価。「IT利用環境構築やセキュリティの担保も含め、タブレットを活用する場を建設現場単位で丸ごと提供し、プロジェクトが完了したら利用を終了できるのは、建設DXの推進に大きく寄与していると感じています」と話す。
株式会社アイキューブドシステムズ
営業本部 営業部 営業課長
西園 義行
タブレットやCLOMO MDMなどソリューションサービス全般を担当するティーガイア で、ソリューション営業本部 営業第1チームの統括リーダーを務める田中 光氏も、「特定の業種に対して確固たるスキームを構築しているジャパンギャランティサービスの知見は当社にとっても非常に有効な“気づき”を与えてくれます」と語り、3社の連携で得た知見を活かして、CLOMO MDMの導入をさまざまな業種に拡大していていきたいと抱負を口にする。
株式会社ティーガイア
営業本部 営業第1チーム 統括リーダー
田中 光氏
ジャパンギャランティサービスとティーガイア、アイキューブドシステムズの連携が生み出すイノベーションは、建設業界のみならず、あらゆる領域におけるDXに貢献するだろう。CLOMO MDMは、今後もその活動を支える為の重要な役割を果たしていく。
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