タブレットの利便性を損なわずに CLOMO で安全かつ効率的に活用。
Android 利用をサポートするAndroid Enterpriseに対応したCLOMO MDMでセキュリティ管理。
Androidタブレットで動画や閲覧用資料を共有。CLOMO SecuredDocsで最新ファイルを素早く展開でき、運用効率が大幅に向上。
CLOMO SecuredBrowserで閲覧した情報を他アプリに連携させないように制限。
首都圏を中心に43店舗を構えるフィットネスクラブ「メガロス」を運営する野村不動産ライフ&スポーツ株式会社。 健康を目的としつつも、ただ運動をするだけの場所ではなく、生活を豊かにするコミュニティスペースとして、地域から必要とされる場所を目指して展開されています。
同社では、店舗でのアンケートによる個人情報の管理としてAndroidタブレットを導入し、Android Enterpriseを利用したMDM管理としてアイキューブドシステムズの「CLOMO MDM」「SecuredDocs」「SeucredBrowser」をご利用いただいています。同社の総務部副部長 兼 ICT推進課長 太田綾子さまにお話を伺いました。
これまでメガロスではアンケートによる顧客情報の収集を紙に頼っていました。手書きでアンケート用紙に記入してもらい、それをCRM(Customer Relationship Management:顧客関係管理)システムに手入力するという流れです。しかし、社内ネットワークやインフラ、会員管理などの基幹システムを管理している太田さまは、この方法には3つの問題があったそうです。
太田さま:お客さまに記入いただいたアンケート用紙を紛失する可能性は、以前から社内で心配されておりました。個人情報の漏洩、消失につながるからです。また、CRMにリアルタイムでアンケート結果を入力できないため、集計までに時間がかかってしまうという問題もありました。さらに、閲覧いただく資料も紙ベースでしたので、ご案内に関してもわかりにくい部分もあったと思います。
総務部副部長 兼 ICT推進課長 太田綾子さま
野村不動産ライフ&スポーツでは、情報セキュリティ、業務の効率化、サービス案内の向上という3つの課題を抱えていました。これらを解決するためにタブレット端末の導入を検討されました。
もともと「申し込みに必要な大量の書類を削減し、ペーパーレス化を推進することで、顧客の負担を減らしたい」という想いがあり、タブレット端末で動画や画像を用いた案内を行いつつ、CRMのフォームを表示させて顧客に直接個人情報の記入やアンケートへの回答を行ってもらうことで、これらの問題を解決できないかと考えられたそうです。
最新のトレーニング用器具が取り揃えられた、メガロスクロス田端24
野村不動産ライフ&スポーツでは、以前から社員向けにiPhoneが利用されていました。しかし、全店舗に対し迅速かつコストを抑えてタブレット端末を導入するには、Andoroid端末の方が適していると判断し、2016年ごろ、同社はAndoridタブレットの全店舗導入を決定し、約100台を用意しました。
現場で利用するためには、大前提として、店舗に負担なくセキュリティを守れる体制づくりを行わなくてはなりません。たとえば、CRMシステムに接続するタブレット端末の盗難・紛失に対する備えは必須です。また顧客の個人情報を取り扱うため、Wi-Fi接続を特定のアクセスポイントに限定したり、スクリーンキャプチャを禁止したり、アプリのインストールに制限をかけたりするなど、セキュリティ上の懸念点は多岐にわたります。
タブレットの利便性を損なわずに、セキュリティを守れる体制を短期間で実現するための必須条件は、「Android Enterprise」による管理でした。そのためにCLOMO MDMを選定していただきました。
こうしてAndroidタブレットをメガロス各店舗に導入されました。この導入プロジェクトによって、管理や運営はどのように変化したのでしょうか?
太田さま:私たち管理側としては、導入した100台ほどのAndoridタブレットを、統合的に管理できることが大きいですね。主にアプリ制限やWi-Fi接続制限、パスワード管理の軽減、それに伴う端末、個人情報の紛失防止に効果がありました。店舗に電話連絡を入れて対応してもらわずとも管理側で状況を把握できるようになり、どのアプリをどのように管理すれば良いかが明確になったと感じます。
メガロスクロス田端24 サービスセクション 笹平祥枝さま
笹平さま: これまではアンケート用紙を集約し、改めてCRMに入力するのにかなりの時間がかかっていましたが、この時間が短くなりました。
お客様のご回答時間も軽減しており、以前は40分ほど掛かっていたものが、20~30分程度で完了するようになっています。重要事項も順を追って自動的に表示されますので、説明漏れを心配せずに案内できます。
笹平さま: これまではアンケート用紙を集約し、改めてCRMに入力するのにかなりの時間がかかっていましたが、この時間が短くなりました。お客様のご回答時間も軽減しており、以前は40分ほど掛かっていたものが、20~30分程度で完了するようになっています。重要事項も順を追って自動的に表示されますので、説明漏れを心配せずに案内できます。
メガロスクロス田端24 サービスセクション 藤田みなみさま
藤田さま:タブレット端末の導入によって会員種別や料金体系をシミュレーションできるようになり、親身にご対応できるようになりました。また紙資料ではお見せできないレッスン風景を動画で見ていただけるようになり、入会前の不安解消に役立っていると思います。
さらに、新しく入ったスタッフに、顧客の個人情報に対するポリシーを徹底する手間も軽減したといいます。これもCLOMO MDMによってセキュアな環境が構築できた利点の1つだそうです。
笹平さま:MDMは、私たち現場のスタッフにとっては空気のような存在なので普段は意識しませんが、タブレット端末を安心して利用できるという大きなメリットを得られているのだと思います。
最後に、野村不動産ライフ&スポーツの今後のタブレット活用方法についての展望を伺います。
太田さま:現在のようなお客様へのご案内やアンケート入力でもタブレット活用にはなっていると思います。ですが今後はそれだけに留まらず、例えばトレーニングメニューの作成やテニススクールのフォーム確認といった、お客様への新たなサービスにつなげられるものを提供していけたらもっといいと考えております。
野村不動産ライフ&スポーツ株式会社の CLOMO 導入事例は、マイナビニュースへも掲載しております。是非、こちらもご覧ください。
※本事例中に記載の内容は掲載時点のものであり、閲覧される時点にて変更されている可能性があることをご了承ください。
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